偏光顕微鏡による尿酸の結晶の検出

尿酸値

痛風にとっては、尿酸の結晶こそが悪の根源。関節液を採取し、偏光顕微鏡による尿酸の結晶の証明は、診断につながる有力な証拠です。足の親指のつけ根が赤く腫れあがった「痛風関節炎」関節腔に針を刺して、関節液を採取します。偏光顕微鏡で尿酸の結晶を確認する。細かきガラス破片のような結晶が、滑膜からはがれて関節腔に落ちることで炎症が起こる。

 

 

尿酸の結晶の検出を行う関節液の検査

 

関節液検査とは、関節腔に針を刺して、関節液を採取する検査です。また、関節液の中に含まれている成分を分析することで、さまざまな関節疾患を診断することが可能です。健康な人の関節液の量は数ml程度であるため、針を刺しても関節液はほとんど採取できません。

 

ところが、関節に強い炎症が起こると関節液が過剰に作り出され、数十mlとたまるようになります。変形性膝関節症など、関節液を抜いて痛みを抑える治療や、関節内に注射をする治療の際に一緒に行われることもあります。

 

痛風では、足の親指のつけ根の腫脹、発火が認められる場合が認められる場合、関節液を採取して偏光顕微鏡で関節すると、尿酸の結晶を証明することができます。痛風によく似た症状に、偽痛風、外傷による関節炎、変形性関節症、サルコイドーシス、関節周囲組織の細菌による炎症などがあります。これらを鑑別するためにも、関節液検査は重要な検査となります。偏光顕微鏡という特殊な顕微鏡を使うと結晶の存在がわかりやすくなります。