アメリカではソフトドリンクの消費量増加に伴い痛風者数が倍増

 

日本での痛風患者指数は80万人以上、さらに「痛風予備軍」と言われる高尿酸血症患者指数まで含めると、痛風患者のなんと10倍の600〜800万人にも達すると推計されている。とくに注意すべき点は、若年層に痛風患者が急増していることだ。

 

痛風は40〜50歳代で発症する「中高年の病気」といわれてきたが、いままでは年代別患者数では30歳代がピークとなっている。また、20歳での発症も増加の一途をたどっている。痛風患者数は世界的にも増加傾向にあり、アメリカではソフトドリンクの消費量の増加に伴い、過去数十年間に患者が倍増したとの報告もある。

 

実は、痛風はにほんでは「まれな病気」だった。それが1960年代以降、高度経済成長とともに痛風患者が増加している。その背景として、「食生活の欧米化」などがしてきされている一方で、ストレス社会の影響もあるといわれている。かつては「贅沢病」とよばれていたが、いまや、いつ、だれが発症してもおかしくない病気なのだ。

 

日本が痛風大国に!?20〜30歳代から発病する

 

2004年の全国での痛風患者は約87万人。これは1995年とくらべると約2倍、1986年に比べると3.4倍。最近の調査によれば、成人男性の夕病率は、痛風が1.0パーセント、高尿酸血症が約30%と報告されている。このままでは、日本は「痛風大国」になるお警戒している医師もいる。

 

痛風・高尿酸血症を正しく理解する記事一覧

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});痛風・高尿酸血症は、圧倒的に男性に多い病気だ。1992年の東京女子医科大学病院の調査では、痛風患者の男女比をみると、男性の98.5%に対して、女性はわずか1.5%。これほど差がある病気は珍しいのです。尿酸値の平均値をみると、男性3.5〜7.0mg/dlと、もともと男性のほうが高めだ。女性は尿酸値が低...

最近注目されているメタボリックシンドローム(通称;メタボ)とは、内臓脂肪型肥満に加えて、脂質異常症、高血圧、高血糖の3つのうち、いずれかふたつ異常を併せ持った状態をいう。それぞれの症状は、「血圧がちょっと高め」「血糖がちょっと高め」といった予備軍であっても、併発することで動脈硬化を急速に進行させ、生命にかかわる病気である心筋梗塞や脳梗塞などの危険を高める。メタボの診断には、内臓脂肪の蓄積が必須条件...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});痛風は、西洋では紀元前5世紀、古代ギリシャのヒポクラテスの時代から知らされる古典的な病気だが、その原因が解明されたのは、わずか半世紀ほどのこと。原因がわからなかった時代には、あの激烈な関節の痛みに耐えるしかなく、しかも腎臓障害から尿毒症といった重篤な合併症を発症させて、命を縮める人が多かったのです。...

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が増えすぎた状態をいう。内臓脂肪が増えたり、アルコールやプリン体、果糖を過剰摂取したりすると、肝臓で尿酸の原料となるプリン体の代謝が激しくなり、尿酸がたくさん作られる。また、アルコールの摂取は、尿酸の排泄を妨害する。このように尿酸の生産が増加したり、排泄が低下することで尿酸値が上昇するのです。血液中の尿酸の濃度を尿酸値といい、性、年齢をとわず尿酸値が7.0mg/d?を超...

高尿酸血症の基準値を7.0mgとするのは、これが血液中に溶け込むことができる濃度の上限であるため。この尿酸飽和濃度を超えてしまったとき、尿酸はトゲトゲした針状の尿酸の結晶(尿酸塩結晶)となって、関節に少しずつ蓄積していく。腎臓の中にも同様の沈着が起こる。痛風発作は、高尿酸血症が持続した結果、尿酸の結晶が関節内組織にたまることで起こる。痛風発作は、足の親指のつけ根(第一中足趾関節)などの下肢関節に発...

現在、高尿酸血症の合併症として、メタボリックシンドローム「内臓脂肪症候群」は重要な位置づけにある。肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病は、生活習慣病の代表的なもので、これらは「死の四重奏」と呼ばれている。これら4つが重なることにより、生命にかかわる危険が増すのです。(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});高尿酸血症による「合併症」痛風・高尿酸...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});尿酸は体内でつくられるが、食品に含まれるプリン体からつくられる尿酸は全体の20%にすぎず、DNAやRNAが分解されてできる老廃物なのです。また、高プリン体食品を過剰摂取すれば、体内で尿酸がたくさんつくられる。尿酸は体の老廃物でプリン体からできる痛風・高尿酸血症の原因となる「尿酸」は、肝臓で合成される...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});体内にある尿酸は、からだの中でつくられる量(生産)と、身体の外に出される量(排泄)のバランスによって、常に一定量が保たれている。体内に蓄えられている尿酸の総量を「尿酸プール」と呼んでいる。通常、尿酸プールには、約1200mgという一定量の中で、1日700mgの尿酸がつくられている。一方、腎臓からは1...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});高尿酸血症は、体内での尿酸の生産と排泄のバランスが崩れて、血液中に尿酸が増え、尿酸値が7.0mg/dlを超えた状態です。したがって、高尿酸血症の人の場合は、尿酸排泄低下型尿酸産生過剰型混合型の3つのタイプに分けられる。最も多いのが尿酸排泄低下型で、痛風・高尿酸血症患者の約6割を占めている。尿酸産生過...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});高尿酸血症の状態を放置すると、痛風発作を引き起こす原因になる。高尿酸血症から痛風へと進行する過程は、無症候性高尿酸血症期、急性痛風発作期、慢性結節性痛風期の3段階に分類することができる。では、3つの特徴を詳しくみていきましょう。無症候性高尿酸血症期は、尿酸値は高いが、これといった症状がないという時期...

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});これまでなんの症状もなかったのに、ある日突然、足の親指のつけ根などが激痛に襲われる。この痛風発作が起こったり治ったりを繰り返す時期が「急性痛風発作期」です。患部はあたかも骨折でもしたかのように赤紫色に腫れあがり、熱をおびたような不快感が伴う。あまりにの痛さに、安静に眠ることや歩くことを困難にさせるほ...

痛風結節のこぶを触っても痛みがありません。こぶが大きくなると皮膚が避けて、中から白いチョークをつぶしたような状態になった尿酸の結晶がでてしまうことも。尿酸値が正常になれば、自然にこぶは小さくなる。痛風結節ができてしまう「慢性結節性痛風期」とは?急性痛風発作期に適切な治療をうけていない、もしくは治療を中断してしまった場合には痛風が進行して、関節の痛みなどが慢性化する「慢性結節性痛風期」にはいります。...

肥満は、あらゆる生活習慣病の温床といわれますが、痛風・高尿酸血症に関しても例外ではないのです。もちろん、痛風・高尿酸血症の人がすべて肥満であるというわけではありません。しかし、肥満の程度が強くなると、尿酸値は高くなる。注目したいのは、肥満に伴う高尿酸血症の人が、ダイエットに成功すると、体重と一緒に尿酸値も下がるケースが圧倒的に多いことです。肥満との関係では、生活習慣が重要になってきます。肥満の人の...

適正体重で、むしろ痩せているのに尿酸値が高い!と、疑問を持つ人もいます。このようなばあいは、「隠れ肥満」といい、体脂肪が正常範囲をこえていることがあります。こうしたことから、肥満は体重だけでは判断できないのです。隠れ肥満が起こる原因として、極端に食事を減らしてダイエットした場合があげられる。また、いったん落とした体重が逆戻りする場合、脂肪だけが増えてしまい、以前よりも体脂肪が増えてしまいます。隠れ...

「酒は百薬の長」といって、適量の酒はどんな良薬よりも効果があるといわれている。事実、アルコールを摂取すると、結構の促進、血圧の正常化、新進の疲労回復、ストレスの解消、免疫量アップといった健康効果は数多くあり、医学的にも確認されている。その一方で、急性アルコール中毒、アルコール性肝炎、慢性すい炎、依存症などの健康障害がることも事実です。しかも残念なことに、痛風・高尿酸血症の人、そしてその予備軍のひと...

運動をするとATPというエネルギー源を燃やします。この状態では尿酸は増えない。プリン体ができにくい有酸素運動を無理なく行いましょう。ウォーキングやジョギングなどの、有酸素運動有酸素運動で尿酸値が上がりにくい体質に。ATPがスムーズに供給されるので、燃えカスが少なく尿酸値は上がらない。短距離走や筋肉トレーニングなどの、無酸素運動大量のエネルギーを消費するため、エネルギー減であるATPも大量に必要。し...

過度なストレスがかかったときに、痛風発作を引き起こすことがある。なぜ、ストレスが尿酸値を上げるのか、科学的な因果関係は解明されていませんが、おおぬね、次のようなメカニズムが作用していると推測されます。ストレスを受けて心身が緊張すると、しばしば自律神経が過度に緊張して障害を引き起こします。そうなると尿酸の生産が進み、尿酸値が上がりやすくなります。また、ストレスをやわらげるために甘い物を摂取することが...